山里の自然と暮らしを満喫する子ども夏キャンプ

2,000m級の山々に囲まれた山里で、深い自然と、その地に育まれた文化を体験します。地元の山伏たちの火渡り神事にも参加します。小学5年生から高校生が対象です。子どもゆめ基金の助成で参加しやすくなっています。
仲間と協力して生活しながら、自分たちで暮らしを組み立て、行動します。

概要

【日時】2016年8月4日(木)〜7日(日)
【場所】新潟県南魚沼市清水集落
【集合】8月4日(木)正午 現地(南魚沼市清水集落)集合、午後零時半開始
【解散】8月7日(日)午後2時現地解散
【対象】小学5年生〜高校生
【内容】テント設営、火おこし、野外料理、山登り、沢歩き、川遊び、星空観察、耕作放棄された棚田やブナ林での保全活動など。
【参加費】10,000円(初日夕食から4日目昼食まで9食、保険料込み)
【申込】NPO法人エコプラス
03-5294-1441 info@ecoplus.jp

2016キャンプ登録票と健康チェック表(クリックするとワードファイルがダウンロードされます)

早稲田サマーセッション

今年は世界67の国と地域から142人。早稲田大学のサマーセッション
今年は世界67の国と地域から142人。早稲田大学のサマーセッション

「タイから来ました。日本に興味を持ったのはアニメが好きだからです」。「アメリカの大学に在籍しています。母が日本出身ですが、自分には初めての日本滞在です」。

早稲田サマーセッション、略してWSSという4週間のサマーコースの様子だ。今年で3年目となる。履修生はほとんどが海外からで、彼らにしてみれば「短期留学」だ。授業は英語で行われる。私は全体を見渡して、コースを考えたり担当の先生を見つけたりする役割だ。

初年度は手探りで、海外からの76名で開始。やってみたら教員たちにも刺激的で、学生たちもほぼ全員が大満足という評価を残した。そして3年目の今年、履修生は、世界各地67の大学からやって来た142名に加えて、留学から帰国直後の早大生らが18人。授業数は初年度の6から13に増えた。文化や経済、ビジネス、政治など幾つかの分野で、日本やアジアについて、世界の文脈で取り上げることになっている。教員は私を除いて9名だが、4名が海外からこのために来日し、残り5人のうち2人は外国人だ。日本に焦点が当てられるので、基本的に日本について研究している人たちだ。

私はあちこちの授業を訪問して様子を見るのだが、とてもおもしろい。

まず学生たちが多様であること。日本を始め、アジアの幾つかの国出身の学生たちは基本的に静かに聴いていることが多いが、オーストラリアやアメリカ、アジアでもシンガポールの大学生たちは、どんどん自ら手をあげて教員の話に質問したり、自分の知っている例をあげたりして、話が深まったり広がったりしていく。

教員たちも試される。何しろ多様なバックグランドの学生たちから、どんな角度の質問が来るかわからない。国籍も大学がある場所も、暮らしている社会も、日本についての知識もまちまちな学生たち相手に、彼らが理解し身につけることができるように、話を組み立て、彼らの反応を見ながら柔軟に授業を展開していく。

そして教員たちが、海外や日本人以外からの目線で日本について語り、ほとんどが日本人でない学生たちに教えているのが、日本人の私としてとても興味深い。まったく違うレンズで日本を見ることにつながる。日本人としての日本についての常識と違うことも多々あるし、知らなかったことも多い。

「現在、日本はまだ占領状態にある」とアメリカからの教員が話し始めた。終戦直後の日本の様子とアメリカの政策、アメリカからの支援、憲法9条をめぐるアメリカと日本の態度の変遷など、写真を見せながらテンポ良く話していく。

今の日本の政策に言及し、「日本にとっての大きな脅威は中国だ」と明言。教室にいる中国人学生たちはどのように受け止めているだろうかと思いながら聞いていた。

昨年は、日米中シンガポールの学生たちが混じるグループで靖国神社を訪れ、ディスカッションをしたという。思い切った試みであり、人によっては痛みを伴うかもしれない。だが大学の場でこうした重い課題を取り上げなくては、どこでできるだろう。多様な国々から集まった若い世代たちが、率直かつ冷静に意見交換をするのは意義深い。

日本のこれからにとって大切だと思うのは、彼らが日本に大きな関心を持って来ているということ。アニメがきっかけの人たちが多いが、こちらが何を話しても、前のめりで聞いてくれる。単純にうれしいし、彼らは人々や社会と、直接体験を通してつながりを持ち、この国の多様さや様々な局面、醜いところも美しいところもひっくるめて、理解してくれる可能性を持つ。そして関係性ができた彼らを通して、日本の人たちも彼らの国や文化を知ることができるだろう。相互理解や平和は個々人のレベルから培われる。

初年度のWSSに参加したアメリカ人学生が、この4月から早大に留学生としてやってきた。うれしいことだ。ずっと勉強を続けていた日本語は、上手になっていた。彼と連絡を取り合っていたシンガポールの学生が、卒業して就職するまでの時間を利用して、また来日した。2人で一緒に高速バスに乗って、当時、フィールドトリップで訪問した新潟県の村を再訪した。

こうしてつながりを持った人たちは、自由に世界を行き来するようになる。日本での時間が彼らをつなぐ役割を果たせるとしたら、素敵なことだと思う。(2016年7月4日記)

リアルな自然と変化への一歩

わが家の前の田んぼ。水が入った田んぼではカエルが夜通し、猛烈な音で鳴き続ける。何万匹の声だろうか。
わが家の前の田んぼ。水が入った田んぼではカエルが夜通し、猛烈な音で鳴き続ける。何万匹の声だろうか。

カエルの鳴き声。
こんなに大きな音になるなんて。夜は電話で話ができない。先方の声が聞こえないだけでなく、先方も周りがうるさくて「窓を閉めて」と言ってくる。閉まってます、それも二重に。

トノサマガエルの迫力ある低い声も響いているが、何と言っても大音量はあの小さなアマガエル。いったい何匹の音なのだろう。

昨日は、TAPPOプログラムの「山菜講座」だった。教えてくれる健作さんと新緑の中に入っていく。「こういう枯れた木のようなものがヒントです。たどると、ほら」。そこに太いウドがあった。それまでまったく見えていなかったのに、健作さんが手を動かすと、魔法のように現れたのだ。

2歳から60歳代の参加者たちは、次々と何種類もの山菜を採って、袋やカゴにおさめていく。雪深い地で芽を出した山菜たちはえぐみが少なく、けれど香りが強く、美味しいとされる。

我が家の食卓ではここ3週間ほど、連日なんらかの山菜が料理に使われている。山菜のみの日も何日もあった。旬のものだからか、野生のものだからか、エネルギーにあふれている。歯ごたえもしっかりしていて、あふれるエネルギーをバリバリ噛み砕いて、体の中に取り込んでいくイメージが、食べながら自然と湧いてくる。

カエルも山菜も、あまりに具体的だ。山菜は目の前にあり、手で触り、匂いを嗅ぎ、味わうことができる。カエルは夜は見えないが、強烈に聴覚を刺激する、とてもリアルな存在だ。

アースデイ関係のワークショップで。都会では、どうしても人工空間での活動になってしまう。
アースデイ関係のワークショップで。都会では、どうしても人工空間での活動になってしまう。

2週間ほど前の4月24日、20年以上ぶりに「アースディ」のイベントに出かけた。「自然」や「環境」をテーマに、多様な組織がブースを出し、ステージでのトークやプログラムがあった。

そこは代々木公園の一角。草木はあっても生活のない空間。集まってくる人たちの中には、とてもリアルで具体的な人間以外の命との関係を持っている人たちと、そうでない人たちといた。

社会はきっと変わる、人と自然がいい関係になれると信じている人たちと出会った。そのイメージを具体的に持てる人たちが十分な数になれば、社会は本当に変わると思う。そのイメージを具体的に持てるかどうかには、具体的な経験が関わっていると思う。

つまり、リアルな自然と日常的に触れているか、正面からつきあっているか、意識の中にちゃんとあるかということだ。

アースディで触れ合った、あの若い人たちに、このカエルの鳴き声のうねりの中に立って欲しいと思った。
自分の足で斜面を登り、バランスを取りながら踏ん張って、両手で山菜に触れてカマで刈ってみて欲しいと思った。

リアルな自然との関係を自分の中に取り込んで欲しい。頭で考えるだけでなく、きれいな空想でもなく、自然の力強さや人間にはどうにもできないパワーをしっかりと受け止めてくれたら、もっと公正でまっとうな社会に変わる一歩につながるような気がする。(5月8日)

【田んぼのイロハ】収穫祭 参加者募集中(10/31~11/1)

今年も秋の実りに感謝する時期がやってきました。 休日農業講座、田んぼのイロハの収穫祭を10月31日~11月1日に行います。

地元パノラマ農産の収穫祭に参加し、地元で「あきもち」と呼ばれるもちつきや、地域の人に混ざって新米おにぎりとお汁をいただきます。来年に向けて稲刈り後の株をひっくり返す「田おこし」も体験します。

★田んぼのイロハ 収穫祭★
【日時】 2015年10月31日~11月1日
10月31日  12時半 現地集落開発センター集合
午後1時 開始
11月 1日  午後3時頃現地解散

【場所】新潟県南魚沼市栃窪集落

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2014年の収穫祭の様子。村の象徴の樽山は紅葉に染まっています。
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地元の餅つき。3本の杵を使い、合いの手が入らないつき方です。

※集合時間に合わせて最寄りのJR塩沢駅まで送迎いたします。

【内容】収穫祭への参加に加え、準備のお手伝い、集落の自然や生活を知る散策、集落のみなさんとの懇親会などを予定しています。詳細は追って参加の手引きにてお知らせします。

【定員】15人程度
【費用】参加費:10,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料)
※参加された方には収穫したコメをおひとり2kg贈呈します
※学生半額、エコプラス会員2割引。
※小学生以下、棚田オーナーのみなさんは保険料、昼食の実費のみいただきます。
※宿泊費(1泊2食、温泉付き)は各自お支払いください。地元の温泉民宿泊は7,000円(男女別相部屋)、公民館での寝袋持参泊は3,500円です。

【お申し込み・お問い合せ】
特定非営利活動法人ECOPLUS
TAPPO南魚沼やまとくらしの学校
新潟県南魚沼市栃窪1120
電話:025-782-5103
tappo@ecoplus.jp

たすけ合い、わかち合い、十人十色のヤップ島プログラム2015

2015年度のヤップ島プログラムが8月19日から30日までトミル地区のメルール村で行われました。参加者たちはヤップの自然と共に「暮らす」ことの意味を見つけました。

1508ヤップ夕焼け 1508ディ夫妻

2015年度のヤップ島プログラムが8月19日から30日までヤップ島のトミル地区にあるメルール村で行われました。メルール村はプログラムでも初めてお世話になったところで、コーディネーターのダットマグさんやディーさんをはじめ、村の人たちもやさしく迎えてくれました。

今年は大学生9名、高校生1名の計10名の参加者がこのメルール村にお世話になりました。参加者のなかにはものつくりに興味がある者や医師を目指す者、ドイツやアメリカで滞在経験がある者、文化人類学を専攻する者など、まさに十人十色のメンバーが集まりました。
また、毎年プログラムをオーガナイズする大前純一さんをはじめ、ボランティアスタッフとして板垣と昨年ブゴル村に滞在した松岡沙生さんの3名が参加者に同行しました。

プログラム序盤は、メルール村の伝統的な集会所を寝床として、村の人たちとトイレやシャワーハウスをつくったり、寝るときに使うヤシの葉のマットを織ったりと、生活の場つくりが展開されました。また、ビレッジウォークでは森の中に続くヤップの伝統的なストーンパスを歩きながら、レモンやカンクンなどの食べ物が採れるところを教えてもらったり、ビンロウの木登りにも挑戦しました。ストーンパスを歩いているとまるで今にも腰ミノやフンドシを巻いた村人が前からやってくるような雰囲気でした。

プログラム中盤はメインイベントの一つであるホームステイが行われました。ホームステイでは薄型テレビやテレビゲーム、エアコンまで備えられている家庭から未だに電気もガスもつかわない家庭まであったようで、参加者たちは伝統的な暮らしから近代的な暮らしへとの変化する様子を目の当たりにしながらもヤップの人びとの「生き方」を垣間見ることができた様子でした。

終盤になるとTRCTのお手伝いとして、台風で倒れた禁漁区のマーカーを立て直したり、ありがとう活動として崩れた石垣を修繕しました。また、村の女性たちに手伝ってもらいながらタピオカ料理にも挑戦しました。プログラムの集大成となるフェアウェルパーティーでは、よさこい踊りを披露したり、ヤップでの生活を通じて感じたことや見つけたことを「笑」や「人」のように漢字一文字に表してパーティーに参加してくれた村人たちに披露していました。また、村の人たちも踊りをマスと呼ばれるダンスを披露してくれました。

今年の参加者たちはとにかく仲良しで雰囲気が良く、チーム全体も日に日に成長していく様子を見ることができました。はじめは村の人たちから与えられることや手伝ってもらうことが多かった彼らの生活も少しずつ自分たちで考えて行動できるようになっていきました。自然の中で「暮らす」ことは本当に大変なことで、例えばご飯を炊くにも火をおこすことからはじまります。火をおこすには薪を集め、薪が雨で濡れたら乾かす、鍋を使えば洗うというように、一つ一つの動作がとても重要になります。

こういった日々の活動の中で、ただのキャンプではなく、本当の意味で「暮らす」ということを深めていけたのではと思います。

その一方で、日本で当たり前なことが出てしまって失敗したり、目のまえの事にとらわれすぎて、今この場所でしかできないことを十分にやり切れなかったという反省もありました。また、大人数で生活しているとすこしずつ意見の食い違いも出てきます。それでも、彼らは毎日夜遅くまで話し合いをして、それぞれの意見や考えを共有しながらひとつひとつの問題を解決することができました。

日本に帰国して行った最後の振り返りでは、

「今まで自分が当たり前だと思っていたことが実は当たり前じゃなかったことに気づかされた」

「集団生活を2週間したことで自分の立ち位置や役割が見えてきた」

「みんなで生きることが大事なのだと分かった。等身大の自分でいれた」

など多くの感想が寄せられました。10人の参加者がそれぞれにヤップでの「暮らし」を通じてたくさんの学びや気づきがありました。

今年もプログラムの報告会を実施します。詳細は決まり次第、ウェブサイトで報告します。

棚田草刈りアート日本選手権大会を開催しました

第2回棚田草刈りアート日本選手権大会が、2009年7月18-19日に、新潟県南魚沼市栃窪集落で行われ、24チーム53人がさまざまな文字やデザインを棚田のあぜに描き上げました。

優勝したのは、地元の大工さん。家の真正面のあぜに、万代橋を思わせる石組みの橋を描き出しました。
優勝したのは、地元の大工さん。家の真正面のあぜに、万代橋を思わせる石組みの橋を描き出しました。

地元の南魚沼を担当する県職員らで作る「地球泉隊のーりんジャー」や栃窪小学校、それに高校生を含む若者チームなど、多様な人々が参加しました。

制作時間は、18日と19日午前中。傾斜が30度前後で高さ3メートル前後もある急で高いあぜが舞台です。
18日は終日雨で、足下が不安定な急な斜面に張りついての制作となりました。
19日は雨も上がり、時折晴れ間が広がる中で、作業が進みました。12時には、オープン参加チームも含め25作品が栃窪のあちこちに浮き上がりました。
栃窪小学校チームは、全校児童12人が考えた小学校の創立130周年を祝うデザインを、先生たちがカマと草刈り機で描き出しました。

栃窪小学校の学校創立130周年を記念する作品。
栃窪小学校の学校創立130周年を記念する作品。

同時開催した野菜市では、集落の人たちから寄せられたジャガイモ、キュウリ、ズッキーニ、ミニトマトなどの様々な野菜が並び、大会をにぎやかにしました。

「どこに銭まで払って草刈りするバカがいるかと思っていたが、やってみると面白かった」と、知人に誘われて大会に参加した男性。

審査員として参加した、長岡造形大学准教授の渡邉誠介さんからは、「とても面白い!まずは10年を目標に続けていってほしい」とのメッセージがありました。
同じく審査員として参加した、新潟お笑い集団NAMARA代表の江口歩さんは、「世の中からは限界集落と呼ばれているような地域が財産になる。ここ栃窪の在り方が日本を変える」と話しました。
【受賞作品】
優勝
チーム同級生「ブリッチ(橋)」
準優勝
チーム街道「皆さんに感謝」
第3位
笛木久稔「今年もやってるの〜」
銀峰閣賞
栃窪消防団「火の〜用心1−10」
シャトー塩沢賞
チーム徳右衛門「トッキッキ!? VS ハヤブサ」
上越国際スキー場賞
栃窪小学校「おめでとう130 栃窪小学校」
すし道楽賞
チームTAPPO「栃窪の仲間たち−クロサンショウウオ−」
とちくぼパノラマ農産賞
北里大学保健衛生専門学院「米(マイ)ホームタウン」
ホテルグリーンプラザ上越賞
宮部浩司「越後三山に日食が昇るなり」
栃窪集落は、全世帯数約60の小さな集落で、町の中心部から5キロほど離れた山あいにあり、路線バスもないことから過疎高齢化が大きな課題になっています。今回の日本選手権大会は、栃窪集落の若手が中心となった実行委員会が主催し、エコプラス TAPPO南魚沼やまとくらしの学校が事務局を務めました。

2nd Japan Terraced Rice Paddy Weed Art Championship

Last year the 1st Japan Terraced Rice Paddy Weed Art Championship was so successful and popular that the second one this year was held much more attractively and powerfully.

24 teams drew various letters and designs on the grass paths between rice paddies.

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They worked on 18th and in the morning of 19th. The site was 30- degree sloped and three meters high.

It was raining all day long on 18th and they had to work at unstable slope. It stopped raining on 19th that their work moved on smoothly under the sun. At noon 25 pieces of work were done.

Tochikubo ELS team drew a design for celebration of 130th year that 12 students designed.

1127-lFarm market was opened at the same time. Many kinds of vegetables, such as potatoes, cucumbers, zucchinis, and mini tomatoes helped warm this event up.

One of the participants said, “At the beginning, I thought it stupid to join weeding with participating fee, but I found it fun! ”

本当の豊かさを求めて

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